音楽がメンタルにいい2つの理由と、メンタルのための音楽の聴き方。
目次
- ○ わたしたちの身近にある音楽は、メンタルに良いこといっぱい。
- ○ メンタルケアは、現代人に無くてはならないもの。
- ○ 忙しい現代人のためのメンタルケア。それが音楽。
- ○ 音楽がメンタルに良い理由①明るい感情になることができる
- ○ 音楽がメンタルに良い理由②自分の感情に気づくことができる
- ○ 忙しい、メンタルが消耗しがちな現代人のための音楽の聴き方。
わたしたちの身近にある音楽は、メンタルに良いこといっぱい。
最近はいろんなサブスクサービスやスマホアプリなどで音楽を自由に聴くことがますますできるようになっています。
サービスによっては、何億曲も聴き放題になるものもあり、スマホを持っていれば出先や移動中、もちろん家の中でも自分が好きなように音楽を聴くことができるようになりました。
このくらいわたしたちの身近にある音楽ですが、精神疾患の方や認知症、末期治療中の方に向けられたケアとして音楽療法が使われたり、医療が未発達な古来から音楽がわたしたちにとっていい効果を持つことはよく知られています。近年では、その効果の研究もますます進められているようです。
メンタルケアは、現代人に無くてはならないもの。
ここ数年では企業でもメンタルケアの仕組みを導入する動きが盛んになっており、テレビやSNSなどでもメンタルケアに関する情報発信をよく見かけるようになりました。
こういったメンタルケアがわたしたちにとってどのくらい大事なことか知っていますか?
これまで、会社や学校などの組織の中では点数や業績などの数値、あるいは目に見えるものがその人の価値を測るのに重要視されてきました。逆に言えば、それ以外のこと、たとえばあなたがその点数や業績を出そうとしてどんな気持ちや苦しみを味わっているのか、ということはあまり大事だとは思われてこなかったかもしれません。
今でも、「お前の気持ちなんか知るか」という自分勝手な言葉を振りかざしてくる人もいるかもしれません。ですが、メンタルケアの重要性を無視し続けてしまえば、当然精神を病んでしまいます。そうなればなかなか元に戻ることはむずかしいことがあります。有名なうつ病でさえも、「こうすれば必ず治る」というきちんとした治療法は確立されているとは言えません。
ですから、日常的にメンタルケアを行う習慣をもち、心を健康に保っておくことが大事であることはぜひ多くの人に知ってほしいのです。
忙しい現代人のためのメンタルケア。それが音楽。
忙しい現代人は、会社に限らずいろんな場面でプレッシャーを感じることが多いものです。明日の会議、上司の視線、同僚からの期待や嫉妬などによって必要以上に消耗してしまうこともあります。ですが、プライベートな場面や家族、趣味などで接する人間関係の中でも大きなストレスを受けてしまうことがあるでしょう。
とはいえ、こうして日々心の負担を感じ、「心を休ませたい」「メンタルをもっと楽にしたい」とは思っていてもなかなかそのための時間をとるのはむずかしいですよね。そこで、「音楽を聴く」ことをぜひあなたのメンタルケアとして活用してほしいと思います。
音楽がメンタルに良いことは有名ですが、その理由を二つ、掘り下げてご紹介します。
音楽がメンタルに良い理由①明るい感情になることができる
毎日いろんなことが起こる日常生活。誰かに怒られて落ち込んだり、恥ずかしい思いをしたり、明日に不安を感じることも少なくありません。そんな時にはどうしても気分がふさいだままでそれを回復することはむずかしいものです。「前向きにならなきゃ!」と思っていたとしても、自分で自分の感情を動かす方法って、意外と知らないものですよね。
もちろんあなたが好きなことをやってもらうことも一つの手段ですが、音楽、特に明るい曲やおだやかな曲を聴くと、多くの人が気分を明るくすることができます。動画サイトなどでもたくさんの音楽を聴くことができますし、あなたが「聞いているとなんとなく元気になる気がする」ものをぜひ探して集めてみてくださいね。
音楽がメンタルに良い理由②自分の感情に気づくことができる
あなたは、音楽を聴いて急に涙が出た経験はありませんか?
もしくは、急に安心したりうれしくなったり、気分が楽になったり、あるいは怒りを感じたりしたことはないでしょうか?
このように、音楽を聴いてあなたの感情が大きく揺れ動くことは非常に大きな意味があるのです。なぜなら、わたしたちは多くの状況において自分の感情を抑え込んでふたをすることがとても多いからです。誰かに怒られても責められても、その不安や怒りの気持ちを目の前の相手にぶつけることも、すぐに誰かに相談したり話を聞いてもらうこともないでしょう。そのような日常を送る中で、わたしたちが抑え込んでいる感情は思いのほか大きなストレスを生んでいるものなのです。
そうした日常から離れ、音楽を聴くことであなたの感情を解放することは、あなたにとって非常に大きな意味があります。カラオケに行ったりサンドバッグを殴り飛ばさなくても、音楽を聴くことがあなたの感情を解き放ち、ストレスをやわらげることは想像できるでしょう。
忙しい、メンタルが消耗しがちな現代人のための音楽の聴き方。
これまで、現代を生きるわたしたちがいかにメンタルを知らないうちに消耗しているかということを説明してきました。そして、音楽を聴くことは手間を取らせませんし、移動中に音楽を聴いている人は多いと思います。そして、メンタルはあなたの感情の解放やストレス解消を助けてくれることもお伝えしました。それらの音楽があなたのメンタルプラスになるように聞くことができれば、メンタルに厳しいこの世の中をより楽に生きていくことが可能なのです。
さて、その音楽をせっかく聴くなら、メンタルに効くように聴きたいですよね。そこでおすすめしたいのが、「聴いている音楽に集中すること」なのです。
多くの場合、音楽を聴いている間にわたしたちは何かの考えごとをしたり、未来や過去のことを頭に思い浮かべていたりするものです。ですが、一日一回、一曲だけでも、その曲を聴いている間は「その曲」そのものに集中する意識を持ってみてください。先ほどお伝えしたように、音楽を聴いている間に涙がでたり怒りがわいてきたとしても、あなたが「苦しい」と感じない限りはそれを止めようとする必要はないのです。
短い3分くらいの曲から始め、慣れてきたら徐々にクラシックなどの長い曲に挑戦してみてもいいかもしれません。忙しくて優秀な人ほど、自分の感情や状態に意識を向けることなく日々を過ごしている方は多いのではないでしょうか。
ぜひ、あなたが好きな曲を一つ選んで、今日からあなたのための時間をとってその曲に没頭して聞く時間を、ぜひとってみてくださいね。早ければ一週間ほどで、きっとあなたの気分が少しずつ良くなっていくのを感じていくはずですよ。