soundefineのWebアプリをリリースしました。
目次
- ○ soundefine(サウンディファイン、商標申請中)がリリースされました!
- ○ soundefine開発のきっかけとなった調査
- ・① 音楽視聴に「自分を振り返る」時間を加えることで音楽視聴の価値が高まった
- ・②日常的に聞いている音楽と、「ここちよい」と感じる音楽は違う
- ・③どんな曲を聴けば心身が回復するのか?ということは多くの人がわからない。
- ○ soundefineの価値は、「今この瞬間のその人」が必要とする音楽を届けられること。
- ○ soundefineのモニター調査参加者からのご期待の声
- ○ soundefineアプリの主な機能
- ・①「自分の振り返り」に基づく音楽視聴
- ・②内省を深めるワークや日記の記録機能
- ・③楽曲のアップロード
- ・④やりたいことを記録しておく
- ・⑤あなた自身の「音への意識」を変え、日常の音による疲労を軽減
- ○ soundefineのこれから
soundefine(サウンディファイン、商標申請中)がリリースされました!
これまで様々なモニター調査を行い、開発に向けてきたアプリ、「soundefine(サウンディファイン)」は、2024年3月25日についにリリースを迎えました!
これまでの音楽視聴アプリとは大きく異なり、音楽を視聴する・あるいは選択することの前にユーザー自身がメンタルの状態にきちんと向き合い、自分の状態を認識することを行うことで、ユーザー自身が音楽視聴することによって受け取る価値を最大化します。
世界の人は週に18時間も音楽を聴くとされますが、その習慣化した音楽視聴を入り口として自身と向き合い、日々さらされるストレスや情報過多による疲労を回復し、その人だけの目的や希望を可視化し、そのエネルギーを音楽から受け取ることを目指します。
soundefine開発のきっかけとなった調査
世界の人は平均して週に18時間の音楽視聴をします。そして、音楽には西洋医療を超えたチカラがあることが様々な研究で明らかになっています。
その一方で、近年では世界中で多くの人が精神的に苦しんで、日常をツラい気持ちで送っている人も少なくありません。WHOからも、メンタルケアに関する知識や治療体制などを各国において適切に整備していく必要性が訴えられています。
その状況の中において当社は、「音楽」と「メンタルケア」を結びつける手段を考えてまいりました。
その中で半年にわたりモニターを行ってきました。
現在精神的に大きな問題を抱えていない方を中心に80名の方へ調査を行い、以下の流れで音楽を聴いてもらいました。
①今感じている感情がどんなものか、あるいは心の状態を数値化してもらう
②6~20曲の中で、「心地よい」と感じる音楽を選び、聞いてもらう
③聞いた後の感想を振り返ってもらう
④日常の音楽視聴に関する質問を実施
以上の調査の中で、判明したことをまとめます。
① 音楽視聴に「自分を振り返る」時間を加えることで音楽視聴の価値が高まった
多くの人は音楽視聴を習慣にしています。しかし、その音楽視聴に、「自分を振り返る」時間を取り、「今自分が何を聴きたいか?」にフォーカスを当ててもらうことで、音楽を聴くたった5分の間に多くの人が大きな変化を感じていました。
・安心した
・心が温かくなった
・呼吸が深まった
・よく眠れた
といった、精神的な変化だけでなく肉体的な変化までも音楽を聴く短時間の間に得てもらうことができました。
それに加え、
・もっとたくさんの人に広まってほしい
・音楽を選ぶ中で、自分が大事にしていることが分かった
など、日常的な音楽視聴との大きな違いに気づいている人もいたようです。
②日常的に聞いている音楽と、「ここちよい」と感じる音楽は違う
調査参加者の多くは日常的に音楽を聴いている人たちでしたが、その多くが聴いているのがポップスやロック、ボサノバという分野でした。
一方、この調査の中でポップスを選んだ人はいませんでした。代わりに、川の音などの自然音、ヒーリング系の音楽がたくさん選ばれたようでした。
このことから、趣味として私たちが聴いている音楽だけで、わたしたちが心地よさを感じたり、その日の疲れを癒すことや心の体力を回復していることにつながっているとは限らないと言えそうです。
③どんな曲を聴けば心身が回復するのか?ということは多くの人がわからない。
この調査で用いた曲のほかに「どんな曲があれば良さそうですか?」といったアイデアを聴いたところ、
・思いつかない
・わからない
といった意見が多く寄せられました。
調査の中で曲を実際に聴いて「これは心地よい」と感じることはあっても、今この瞬間にその人自身が何の曲を聴けばいいのか?ということは多くの人がわからず、音楽を自分のために聴きたいと思っても、「何を聴けばいいのかわからない」という悩みは一定以上にあるようです。
soundefineの価値は、「今この瞬間のその人」が必要とする音楽を届けられること。
半年にわたって行ってきた調査の中では、先ほど述べた通り3つのの大きな発見がありましたが、そのことから今ひとりひとりが求める音楽をお伝えできることには価値がありそうです。
わたしたちが音楽を聴く多くの場合は、無意識に過去に作った音楽のプレイリストを作成したり、音楽配信サービスの「おすすめ」から流れてくる音楽に耳を傾けることが中心になりがちですが、先ほどの調査結果の通りで日常的に聞く音楽と「心地よい」音楽は必ずしも一致しません。ですから、それだけでは「今のその人自身の心身」が求めている音楽にたどり着くことはむずかしいようです。
また、その時感じている感情が怒りなのか不安なのかによっても聴くべき音楽は変わってきます。その感情の度合いによっても変わるかもしれません。ですから「今どんな曲を聴けばいいのか?」ということがわからない人が多いことも納得できますが、そういった人たちが「こういった曲がいいですよ」という提案ができることは、音楽によって多くの人たちがよりよい日常を過ごしていくことのために重要なことになります。
多くの人は日常的に音楽を聴きながらもその効果を十分に生かしているとは言えず、それはその人自身がその人自身に意識を向けて本当に聴くべき曲を聴けていないからにほかなりません。
そのことからも、音楽を、「その瞬間のその人」が聴くべきものを提案できることが大きな価値と言えます。
soundefineのモニター調査参加者からのご期待の声
先ほども少し触れましたが、調査に参加してくださった方のほとんどはこの5分の調査での良い変化を実感しており、このサービスへの期待も寄せられています。
・いろんな人に広まってほしい
・現代社会はいまだにストレスで溢れております。そのストレスを音楽療法を取り入れることでストレスが緩和して健康的なカラダへ導く素敵なアイディアだと感じました。
・音楽って、なりたい気持ちにさせてくれるものだとあらためて感じました。
・音楽は言葉が通じなくても心が繋がるツールだと思ってます。
など、音楽とメンタルケアの橋渡しをするこのサービスへ、たくさんの方が価値を感じてくださっています。
soundefineアプリの主な機能
このアプリでは、リリース時点で以下の機能を実装しています。
①「自分の振り返り」に基づく音楽視聴
このアプリのメイン機能です。
アプリを開いた時、まず「今日の音を探しに行く」という項目が一番最初に目につきます。
それをタップすると、音楽選択ではなく「今のあなたの気持ちは?」という質問に続き、利用者の方が内省を深め、その日一日を振り返ってどんなことがあり、どんな感情を感じているかということを改めて認識することができます。
それをしたうえで、当社や当社に提携をしてくださったアーティストの方の楽曲選択画面となります。
リリース時点で楽曲は40曲ほどですが、それぞれの曲がどのような感情の時に聴くべきかという目安も記載していますので、それも参考に音楽を探すことができます。
なお、今後のアップデートではAIによって利用者の方の内省に基づく楽曲提案も機能に加える予定です。
②内省を深めるワークや日記の記録機能
音楽を聴く前の内省でも十分に自己を振り返ることは可能ですし、その中で日常的なストレスを回復したり、今この瞬間抱えている不安や怒りと言ったネガティブな感情に折り合いをつけて、リラックスして一日を終わらせていくことは可能です。
ただ、そこにさらに加えて、より長期的にアプリを利用する方が人生を良くしていくという観点で、
・自分を大切にするためのワーク
・感謝ノートの作成
・音とこころに関するコンテンツ
といった機能も備えています。
音楽を選択する中での内省もできますが、より深く自分に目を向けて疲れを癒したいという場合、音楽以外にもより深く自己に向き合う時間を取ることもできます。
また、24時間音にさらされる耳や脳は疲労しがちですが、「音」によるストレスや疲労を減らすためのコンテンツもお読みいただけます。
③楽曲のアップロード
このアプリを利用している人に対し、自分で作成した楽曲や録音した自然音などをアップロードし、より多くの人に聴いてもらうことも可能です。
「音楽を通じて多くの人に貢献したい」という思いを持つ方へ活躍の機会を提供し、より多くのアーティストが豊かになっていく足がかりともなっていきます。
④やりたいことを記録しておく
これまでのメンタルケアアプリでは、「その日のメンタルを回復する」ことにフォーカスが充てられているものが非常に多いですが、このアプリではその一歩先、利用者の方が心を回復していった先のより明るい未来を実現することをサポートしていきます。
このアプリでは
・やりたいことリスト
・ホーム画面にあなたが好きな言葉を設定して表示できる
ことも実現しています。
この機能により、「メンタルケア」にとどまらないすべての人には、多かれ少なかれ目標や夢があります。社会の中では多くの場合それらはないもののように扱われますが、その一つ一つを紐解き、リストにし、自分の価値観を明確にしていつも見えるようにしておくことが、あふれる情報の中においても他人と比較して自分の進むべき道を誤ることなく、「幸せ」を実現していくためにこのアプリをご活用いただけます。
⑤あなた自身の「音への意識」を変え、日常の音による疲労を軽減
このアプリは、「音」と「メンタルケア」の橋渡しをすることを目的に開発されました。
それはもちろん、わたしたちが日常的に行っている「音楽」視聴から、より大きな価値を受け取るためのプラットフォームであるという意味もあります。
ですが、それ以上に私たちは一日24時間、休むことなく何かしらの音を聴き続けています。近所の子供たちの声、電子レンジの音、パソコンのファンの音、人の会話、お店のBGMまで、わたしたちが意識することはなかったとしても、絶え間なく私たちの耳はそれらを受け取り続け、脳はそれを処理してくれています。
その24時間の「音」によって、知らず知らずのうちにストレスや疲労、あるいは聴神経の消耗や難聴などを引き起こしているかもしれません。そのことに改めて気づき、音楽だけでなく「音」そのものに対しても私たちがひとつひとつ意識を研ぎ澄ませ、選択し、よりよい音に囲まれ、24時間をまさに私たちが快適に過ごし、「幸せ」になっていくことを、このアプリで実現していただきたいと思います。
soundefineのこれから
Webアプリとしてリリースされたsoundefineは、これから利用される方々のレビューに耳を傾け、ますます進化を続けていきます。
現時点で決定しているアップデート事項は以下です。
・AIによる楽曲提案
・英語版対応(現在は日本語のみ)
・楽曲の追加
・音とこころに関するコンテンツの追加
・その他内省ワークの追加
その他、アプリに関する要望や意見などございましたら、アプリ内「アカウントページ」➤「フィードバック」より、皆様の意見をお寄せください。